ちるえさんの自由帳

タイ・チェンライのNGOで1年間ボランティアをしたトビタテ生の日々と頭の中とお絵かき

タンブンでドンブラコ

サワディーカー!日本は酷暑らしいですね

チェンライのほうが涼しいみたい、それでも暑いけども。

 

さて今日はお寺へタンブン(徳を積む)に行ってきました。

 

というのも本日8/16は私の母親の命日。「タイの人は命日に何をするの?」と聞いたら、お寺にタンブンしに行くというので、郷に入れば郷に従うということで行ってみる。さくらさんとアソーさんも付いてきてくださった。ありがとうございます。

 

まずはお寺に持っていくものを準備。

何でもいいらしい。お菓子、フルーツ、お花などの定番モノから、スリッパや薬などお坊さんが使うためのものでもオーケー。

 

一応持っていくものは、お寺を通じて故人に届けられるそうなので「お母さんの好きだったものにしたら?」とのアドバイス。

 

うちの母親が好きだったものってなんだっけ(;゚;ж;゚; )

よく覚えてない自分にちょっとがっかり。たったの5年でこれである。

 

 悩んだ結果、母親へのタイ土産を選ぶ感覚で、話のネタになりそうなものをチョイス

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・ヒマワリの種←好きそう

・豆のお菓子←豆大好き

・タイのミカン←柑橘類大好き

・オレンジゼリー←病気になってからよく食べてた

・ココナッツのお茶←絶対好きじゃないけどネタで

・蘭←花が好き

・100バーツ←寄付

 

ビニール袋に入れて持って行き、お寺で用意してくださったお盆に載せ、お坊さんを待つ。

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ちいさな部屋。結構ごちゃごちゃしている・・・

 

お坊さんがやってきて、アソーさんとさくらさんが通訳して事情を説明してくださった。

 

お経を読むのに必要ということで、母親の名前(戒名ではなく名前、タイには戒名というものはないらしい) を伝える。

母親の名前にはサ行の文字が入っていて、タイ人のお坊さん、発音が難しい。

すすすすみません・・・

(タイ人は、なぜかサ行の発音がタ行になってしまう)

 

お坊さんに持ってきたものたちをお渡しする

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 ちょっと緊張

女性が差し出したものをお坊さんがストレートに受け取るのもダメなので、一旦布に置いて、それを受け取っていただく。

 

読経開始

途中水を渡され、静かに注ぐよう言われる

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読経が終わり、注いだ水をお願いごとをしながら植物の根元にかけたらお終い。

 

10分くらいの出来事。

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記念撮影までしてくださった。笑

 

帰りの車のなかでさくらさんが

「今ごろ、ちえちゃんが送ったものが、水に乗ってドンブラコドンブラコ届いてるんだね〜」

と仰って

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笑った。

 

お墓や仏壇にお供えしたりはしてたけど、結局自分で食べたり処分したりしてたから

故人に届けるって感覚あんまりなかったなー

 

でもお寺に置いてきて、まぁ別の誰かが食べるんでしょうが自分の手元から離れて無くなったから

なんだか本当に「お届けしてもらった」感がある。

 

今ごろ笑いながら吟味してることだろう。笑