年が明け、インターン生・ボランティアさん、どちらもぐっと増え、にぎやかなミラー財団です。
これから2月3月は日本の春休みにあたり、たくさんの方がミラーにいらっしゃいます。どんな出会いがあるか、楽しみですね~
長期短期問わず、たくさんの御寄付をいただくのもこの時期です。中には「自分の荷物よりも寄付のものの方が多かったです~」と仰ってくださる方もいて、お気持ち大変嬉しく思います。
いつもありがとうございます。
今回は、御寄付でいただいたものが、どうやって必要な方々へ届くのかについて書きたいと思います。
御寄付いただいたからには、誰にどのように届けたかを報告することが私たちの責務だろうという思いと同時に、厚かましいながらも知っていただきたいことがあるからです。
というのも、まずはこちらの記事をご覧ください。
知っていただきたいことがあります
いただいたご寄付はそのまま贈り物にすることはできません
大きな災害があると、必ずといって良いほど話題にあがる
「迷惑なボランティア」「迷惑な寄付」
の話。
災害があるたびに同じことが報道されているのを見るのは、なんとも切ない気持ちになります。。。。
迷惑をかけたくてボランティアに行ったり寄付をしたりする人は、まずいないでしょう。でも、相手のことをよく分からないで行うそれらは、自身が望んだものとして届かないかもしれません。
「迷惑かけやがって」
「善意でやっているのに!」
贈る側も受け取る側も嫌な気持ちになって、怒りに変わることもあるでしょう。
切ない、そんなの切なすぎる。
災害の現場では顕著ですが、ミラーでも同じようなことが起っています。
例えば、ミラーのチェンライオフィスでは基本的に”郵送での”寄付の衣類を受け付けていません。(バンコクオフィスでは寄付の受付を積極的に行っています)
→気になる方は
バンコク①裸足で政治活動家に会いに行く - ちるえさんの自由帳
をご覧ください
なぜなら、それを仕分ける人がおらず(つまりは、ご寄付いただいたものを贈り物に変える人がおらず)
溜まりに溜まる一方で、どうにもならなくなってしまっているからです。
我らが日本人チームとしていただくご寄付は、大まかにこのような形で贈り物へ変わっていきます
私たちは個人規模でマイペースに行なっておりますので、てんてこ舞いになることはありません・・・笑
もし、何かを贈りたいと思ったら、大事なのはどのようなプロセスが踏まれ相手に届くかを知ること。
おそらく、贈る側が想像しているよりも、ずっとずっと人手も時間もかかることが、「迷惑」になってしまう原因なのではないかと私は思います。だから贈る先のことを知ることが、とても大切なのです。
そうしたら寄付の際に、それら人手と時間に寄り添った「+α」でできることがあるかもしれません。そんな些細な+αで、嫌な気持ちどころか、お互いにぽっと温かい気持ちになれることもあります。
贈られる側が、贈っていただく立場でお願いをするのは大変気が引けることです。でも、きっとこれからも悲しきかな災害は頻発するだろうし、「寄付」を募り贈ることになる機会はこの先たくさんあると思います。
だから、贈る側の「予想」と、贈られる側の「現状」の齟齬を少しでも減らすために、図々しいことを承知で私は今回これを書くことに決めました。
次の記事では、「じゃあ具体的に”+α”ってなんなのさ!」ということについて書きたいと思います。