ちるえさんの自由帳

タイ・チェンライのNGOで1年間ボランティアをしたトビタテ生の日々と頭の中とお絵かき

2016年 マイペースとありがとう

12月があっという間に終わろうとしています

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元インターン生からいただいたクリスマスプレゼント。手作りすごい・・・!!

 

クリスマスも忘年会もあるいつのまにか終わってしまって、新年を迎えるムードですね

 

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クリスマスー

 (なんかサンタさんいっぱいきた笑笑)

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大掃除〜

 (鼻が死んだ。←)

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忘年会〜

 (けんぼーとジェンちゃんへサプライズムービー成功〜)

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我らがジェンちゃんとけんぼーもミラー生活終了です。寂しくなるなー

 

ミラーに来て9ヶ月が終わろうとしています。あっという間だったーこの分じゃ帰国もすぐに来ちゃうんだろうな

 

振り返れば、ミラーに来る前は心身ともにマイサバーイで、全てがぐるぐると悪循環だった。

運命的にもなんだかアンラッキーだったし、ここ5年ぐらいずーっと走り続けて疲弊してたんだと思う。

 

そこからミラーに来て、スローライフを送りつつ、気分が落ちたりあがったりしながらも起伏がゆるやかになって、だいぶ楽になりました。

 

なんでだろなーって考えたら、間違いなく「いっそうマイペース」になったからです。笑

 

ミラーに来てから、色んなものを書いて描いて撮って考えて描いて、たくさんの人と話をして、また考えて描いて。

自分の好きなことばーっかり、やっていたような。

 

1年前の自分だったら、それはそれでまたしんどかったと思う。なぜなら「そんなことしてていいのか?」「するだけの価値が私にあるの?」っていう後ろめたさみたいなものがあったから。

 

でも、ミラーで、それらに全力で取り組んで、誰に何を言われようとやっぱりそれは楽しくて

難しいことはまだ謎のままですが、自分の好きなことを思いっきりやって達成感を味わう経験というのは、どんな薬よりもどんなカウンセリングよりも、生きる力が湧いて来る、そんな不思議な力があるように思います。

 

ずっと言っていたプロジェクト(かっこいいので大げさですがプロジェクトと呼んでいます笑)を今月ようやく公開開始しました

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ミラーで自身の得意なことや好きなことで活動したものをまとめています。Facebookで閲覧することができます

 

私だけではなく、同じような経験をたくさんの人が経験できたらいいなぁという思いの元はじめました

 

よかったらのぞいてみてください〜

セキュリティチェック

 

そんなわけで私の1年は超マイペースに歩みを進めた一年でした

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マイペースを応援してくださり、楽しんでくださったみなさま、ありがうございました

 

そして何よりも、私のマイペースを認めてくださり背中を押してくださったミラーの仲間たちに感謝です。

本当にありがとう。

 

来年もどうぞよろしくお願いします

年末わたしはチェンマイに行って参りますー₍₍⁽⁽(ી(*´ω`*)ʃ)₎₎⁾⁾

折り紙でクリスマスツリー

クリスマスですねーー

 

タイは仏教国だからないの?と聞かれますが

ミラー周辺は山岳民族の村が多い

=キリスト教を信仰した村が多い

=クリスマスもアツい

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私はといえば、折り紙でクリスマスツリーを量産してみたりしました

 

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森。←

 

昔デンマークの学童保育にいたとき、毎日子どもたちと30個とか作りまくっていたのを思い出した

なつかしいなー

 

 

冷え込む朝、あったかいお茶を飲みながら、2016年に思いを馳せてみたりする。

『日本人ごっこ』(ネタバレ含む)

先日私の父親が日本からチェンライに来た際、一冊の本をミラーへ寄贈していった

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吉岡忍さんというノンフィクション作家の方が書いた『日本人ごっこ』という本です。

(以下はそのネタバレを含みます。ご注意ください。)

 

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話の大筋は、

北タイの田舎出身のカンティアという14歳の女の子がバンコクで日本人大使の娘だと嘘をついて冒険が始まる・・・

 

という1986年に実際にあった事件(?)をうけて、当人カンティアに会いたくて筆者がタイを探し周る話。

 

「カンティアのお話」みたいな感じかと思いきや、人の風貌や町の雰囲気、所得や暮らし向き、会話も細かく書かれていて、まさに「ルポルタージュ」という感じ。取材してる感覚を味わえる。

 

私自身は、話の中に出てくるバンコク、チェンセーン、メーサイには行ったことがあるので、鮮明に浮かぶ景色と本に書かれている約30年前の様子を比べてみるのも面白かった。

同時に、まだ行ったことのないイサーン地方についても書かれていて、今はどうなってるんだろうなぁ〜とか想像してみたり。

干ばつがひどくて農業が難しい→生活が苦しい、とのことだけれど、灌漑事業はその点にコミットできたんだろうか。

 

1番印象的だったのは

「日本人ごっこ」という言葉

カンティアが日本人大使の娘になりすましていたことだけを指しているのではないのだ。

本の終盤で「彼女以上に(タイ人)みんなが日本人ごっこをしている」という視点を提示され、ハッとさせられた。

 

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ゆーて日本もアメリカのモノとかお菓子とかたくさん入ってきて、なんかそっちの方がオシャレ〜みたいな雰囲気はやっぱりある気がする。

そう考えると日本人もアメリカ人ごっこしてるよね。笑

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ごっこ遊びってたのしー。私もおかあさんごっことかセーラームーンごっことかしましたよ。(ええ世代ですよ)

 

まぁ当時はその遊びが自身のアイデンティティ形成に影響を与えてるなんて考えもしなかったけど

 

ごっこ遊びが、「自分たちはダメなんだ」みたいな自信のなさに終結するならそれって超残念。

本によれば、30年前のタイにはその残念アロマが漂っていたようだけど、今のタイはどうだろう。山地民の人たちは?

私はタイよりも先日カンボジアに行った時にそれを強く感じたことを思い出した。

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アニキさん(シェムリアップのガイドさん)に「僕の村に行こう」と言われて連れて行かれた時の話。この後ずーーーっとモヤモヤしていて描いたもの。

 

もはや「アイデンティティのなさがアイデンティティ」なんじゃないかとすら思う。←

けど、やっぱりそれは違う気がするので、カンボジアのアイデンティティを感じに再度訪れたいなぁと思う。

 

 

 

とりあえずミラーに来たことのある人ならば親近感を持って読める本だと思いますので興味のある方は是非ご一読ください。(バーンプァンの本棚に入っております)

ミラーでの週末〜もったいないぞ!楽しまなくちゃ〜

こんにちは、トイレで盛大に転けて青アザつくったりバイクで穴にハマって転けたりマグカップが突然割れて火傷しかけたりしていますが元気です。←

 

ミラーにいると年末感があんまりありません。ミラー周辺の村はキリスト教なので、クリスマスツリーが飾ってあったりしますが・・・そういえばクリスマスでしたね。

 

ミラー生活8ヶ月目、おかげさまで友達ができたり人間関係ができたことで、色んなお誘いの声がかかるようになりました。ありがたいことです。

そんなわけで、お休みに誰かとお出かけしたりすることが増えました。1人も好きですが、誰かと一緒に行動する楽しさを噛み締めています。

 

というわけで今日は野澤は誰と何してるんだ?というのをご紹介したいと思います。

 

①刺繍を習う

私たちの住むバーンプァンの隣に、ジードさんという方が住んでいます。

なんでも演劇やったりダンスしたり(天皇陛下の前で披露したことがあるらしい)絵描いたりアーティスト気質の方。

 

ジードさんの服はいつも素敵で、聞けば「自分で染めたの」「私が縫ったのよ」という。

 

すげーなーと思っていたら、刺繍教室もやってるとのことで、私にも教えてくださることになった

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不器用初心者にしてはなかなかの出来でしょう?笑

 

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合間に出してくださったコーヒーとお菓子。ひとつひとつのものがオシャレで洗練されている。(写真はないけど家の中とかもオシャレなのである!)

 

②陶芸工房に行く

ジードさんが「ニッキーさん(外国人チームのスタッフ、イギリス人)と陶芸工房行くけど一緒に行くー?」と誘ってくださった。同行。

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空港の近くにある陶芸工房。地球の歩き方にも載っていた、日本人の方も関わる場所らしい。

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コーヒーも飲める。ジードさんとニッキーさんはコーヒー飲みながらぶっちゃけトークしていた・・・笑

 

なんでも、チェンライはアーティストの方がたくさん集っていてアートギャラリーなど楽しめる場所がたくさんあるとのこと。画廊なんかも紹介していただいたので今度自分でいってみよう

 

③御宅訪問

タイ人インターン生の実家がチェンライにあるとのことで訪問

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これなーんだ。

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正解・お母さん特製☆家の裏で育てたカエルでつくったトムヤムスープ

 

顔が・・・皮が・・・とかビビってたわりには、美味しかったです

 

「日本人が来た!」みたいな感じで、「津波は大丈夫だったのか」とか「ネスレのアイスクリームは日本でも売ってるのか」などなどたくさん質問されて面白かった

 

④映画観た

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チェンライ中心部にあるセントラルプラザには映画館があります。日本の作品もやってたりしますが、基本タイ語か英語らしいです

 

先日、話題の『君の名は』を見に行きました。日本語でした!₍₍⁽⁽(ી(*´ω`*)ʃ)₎₎⁾⁾わーい笑

 

上映前に国王のムービーが流れて起立したり、笑うところはみんなで笑ったりして、日本とは違うな〜という面白さもありました。

 

⑤意外に行ってる観光地(ちょっと遠出編)

なんだかんだ観光地も行ってるんですよ。

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ドイトゥン(ドイトン)

元々はアヘンの元となるケシ栽培が行われていた地域に、ロイヤルプロジェクトで介入し、ケシの代わりに花や換金作物を植えることを推進。その結果がこの花畑。ドイトンはコーヒーでも有名で、日本でも「ドイトンコーヒー」の名前で販売してたりします。(私がかつてアルバイトしていた某輸入食材店でも扱ってました)

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近くにあるロイヤルプロジェクトに関する博物館もオススメです。時間をかけてじっくり見たい。

 

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おなじみメーサイ

北端の町。中華食材とか茶器とか、タナカ(ミャンマーの日焼け止め)を塗った人とか、小さいながら散歩が楽しい。

ゴールデントライアングル(参照→オプショナルツアーに参加してきた - ちるえさんの自由帳)に行ってからメーサイに来ると1日観光を楽しめる

 

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こちらもおなじみプーチーファー

11月12月には多くの観光客が来て、毎年何人か落ちて死ぬらしいです・・・気をつけよ・・・f:id:rakugak1:20161213174535j:image

オフシーズンの雨季のプーチーファー

こちらもなかなか美しい

 

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ドイサンゴー

有名な日の出スポット。竹の小屋のゲストハウスとかに泊まることもできます

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星空の下、焚き火で豚肉を焼きながらみんなでお酒飲みました。たのしかったなー

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めっちゃ寒かったけど朝日もきれいだった

 

⑥チェンライ中心部も負けてないよ!

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ワットロンクン、通称「白い寺」

めっちゃ白くてビビる。彫刻とか好きな人にはオススメスポット、細かいデザインがなかなか面白い・・・(亡き国王プミポン九世にちなみ、漢数字の「九」ようなタイ語で数字の9を表す"๙"がモチーフにされています。)

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バーンダム、通称「黒い家」(しまった外観の写真がない←)

タイで有名なアーティストが作った家。今にも呪いの儀式が始まりそうな雰囲気。いろいろ謎が多い。←

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 観光地ではないんですが、先日行ったレストランchivit thamma da coffee house

あまりに興奮しすぎて中の写真を撮り忘れたのですが←

チェンライですかここは?というくらい雰囲気が可愛い。ちょうどクリスマス仕様でしたが、デザインが北欧仕様でした。

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美味しいし可愛いし・・・チェンライにしては少し高めの値段設定ですが、それでも一度訪れる価値のある場所です

 

 

 

そんなわけで、わりと休日も楽しんでます。

 

私はバイク持っているのでふらっと出かけたりもしますが、そうでなければまずミラーから町に出るのにタクシー呼んだりしなくてはならないので面倒な感じはたしかにします。ちなみに、土曜日の午後1番でミラーから町に送ってくれたりもしますので、チェンライを楽しみたい方はそれに乗って週末は町に滞在するのも面白いかもしれません。

 

もちろん出かけない日はミラーで本読んだりぼーっとしたり絵描いたり調べ物したり洗濯したり散歩したりしてます。

 

そうやって過ごせるのも、残りわずかの滞在だと思うと寂しいですが、大事に大事に毎日を過ごしていきたいですね。

よくわからないけど知りたいミャンマーの3つのこと

こんばんはー寒いぜチェンライ

 

昨日クルーナーム財団について書いたら、ミャンマーのことが気になって仕方なかったので調べてまとめてみました。

(ミャンマー旅行で行ったんだから行く前に調べろよ!ってね・・・逆に訪問したからこそ芽生えた興味ってことで←)

 

注・このまとめは今日1日インターネットの複数のサイトから情報を集めてまとめたものです。私の知的好奇心を満たすために作成したもので、政治・宗教に関する目的は一切ありません。

 

題して

「よくわからないけど知りたいミャンマーの3つのこと」

 

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Q1アウン=サン=スーチーさんってどんなひと?

名前はめっちゃ聞くからまぁ有名人ってことはわかってましたが、いまいちひとつの人物像が浮かんでこなかった

とりあえずミャンマーを民主化しようと頑張ってる方らしいです。

 

Q2軍事政権って結局なんなわけ?

これまたその名の通り、軍が政権を握ることなんですが、スーチーさんといわゆる対峙的な立場にあるらしい。

だからスーチーさんのこと軟禁しちゃうのね。(軟禁ってどういうことなんだろ、家に閉じ込める?お出かけできないの?暇だ・・・)

 

私的に新しく知ったこととして、ミャンマーがそういうわけで欧米諸国から経済制裁を受けていたことと、憲法が軍側に有利な内容であり続けてるという2つのことがありました。

 

経済制裁って言葉は何度も聞いてて、ふーんと思っていたけど、なるほど軍事政権を国際社会も黙って見ているわけではないんですね。(今更←)

でもさー経済制裁で苦しい思いをするのって経済の中で生きてる国民じゃん。制裁加えたいのって、政治体制を取り仕切る側(≒軍事政権)でしょう?

変なのーと思うのは私だけでしょうか。

 

憲法が軍側に有利という話は、あーだから民主化が思うように進まないんだねぇとわりとストンと納得できたんですが

なんとかして変えられないんですかねぇ。私ほんとーに政経には疎いので、前例とか他国の例とかあったら教えてほしいです。

 

Q3「戦火を追われる人」がいるのは何故?

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世界中にいるいわゆる難民と言われる人も含めて、どうして追われて生きなければならないんだろうか。

 

これに関しては調べても正直よくわかりませんでした。でも、あらゆる宗教の名の下に過激派と呼ばれる人がいて武力に訴えているらしい。過激に信仰しているというよりは、信仰を理由にして武力を正当化しているような気がして、なんだか悲しい気持ちになる。

違う信仰で受け入れられないのはまだわかるけど、なにも殺さなくったっていいじゃないか・・・

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今日ブチブチ切れるWi-Fi環境下で情報収集した感想は、

調べてもよくわからなかった。

なにがわからないかも

よくわかんない。

とりあえずミャンマーのニュースはちゃんと追ってみようと思います・・・

 

あと、誰が悪いとか良いとか、正義とか、そういうものはよくわかりませんね。そう感じました。

100パーセントのことって存在しなくて、誰かにとって良いことは悪いことだし、正しいことは正しくないことだし。その限界性を改めて覚知しようと思いました。

民主主義とか社会主義とか、完全なる合意形成は不可能なんだろうな。でもそれでいいんだよ、って言える構造が何かないものかとか考えています。

 

今回もスケッチブックに描いてみたら、やるせないような悲しい気持ちになって、こんなこと書いて「お前の理解は間違ってる」とか批判が飛んできたらどうしようとかちょっとビビったりもしました。

 

改めて、私は何かを主張するために書いているのではないのです。

知りたくて、

知的好奇心を満たしたくて、

頭の中を整理したい。以上。

 

その整理をオープンにすることで、その人の頭の中で何か芽生えたり動いたりしたら、嬉しいなぁ。

それだけ。

 

何かご意見ご感想ありましたら遠慮なくどうぞ!お待ちしております。

クルーナーム財団に行ってきた

こんにちは、全然更新してませんでした(;゚;ж;゚; )

 

11月はなんだかすごく忙しかった気がするのに、何をしていたか全然覚えていない←

個人的には、絵を描く用事が多くて、それに追われたりしてました。夜はミラーの事務所に篭って描き描き・・・

 

そんな感じで過ごしていたらもう12月!はやすぎる!

やりたいことリストを今一度つくって、最後のまとめに入らなければなりません

 

小さなことをコツコツと!まずは2日に行ってきたストリートチルドレンのドロップインセンター、クルーナーム財団についてです。

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寄付の衣類たちを届けてきました!

 

夏に一度、昭和女子グループと一緒に訪問した際の記事↓↓↓

ストリートチルドレンから「支援」を考える - ちるえさんの自由帳

 

読み返してみて、訪問当時わたしが最も感じたのは「頭でっかちのナンセンスさ」だったみたいですね。笑

 

私たちの感覚で「こう困っているなら→こうしよう」という理屈が、通用しない世界。なんで???なんでだろ。供給システムの問題?

関わる相手のバックグラウンドを知ることって、やっぱり大切なんだなぁ。

 

思うに、タイ北部の問題、山岳民族の問題、クルーナーム財団の活動、を理解するためにはミャンマー情勢を知ることが大事なんじゃないかと。

キーワードは軍隊、軍事政権、アウン=サン=スーチーさん。

 

10月にミャンマーを訪れた私。訪問前はビクビクしていたのに、いざ行ってみたら優し人たちと穏やかな雰囲気に拍子抜け。ミャンマーは大好きでまた行きたい国のひとつになりました。

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ぐんじせいけん?観光地しか行ってないからでしょうか。軍の「ぐ」の字も感じられなかった。

 

そのことを財団の方に話したら

「ミャンマー人はとても親切で優しいけれど、軍の人はとってもイジワルなんだ」

ですって。

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メーサイのイミグレーションは青い大きな門で、すごくシンボリックで、あの向こうで何が起こってるんだ????という気分になります。

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門の向こうに川があります

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川の向こうはミャンマー・・・ちっさ!

泳いで渡れるんじゃね?!?!?!?!

はい、いるそうです。不法入国です・・・

 

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ミャンマーの大変な生活。戦火を逃れ、命からがら・・・そして、外国人が簡単に入国できるような環境ではない=助けてくれる人がいない。二重苦である。

そんでもって、ミャンマーからタイに逃げてきて、密入国だの、無国籍だの、学校行けないとか言葉わかんないとかなんやかんやがあったら、三重苦だなぁ。

 

私たちにできることってなんだろうね。ないんじゃね?って。思ってしまう。

でもそう思ったら何にも変わらない。特にミャンマーに行ってミャンマーの人にすごく良くしてもらったり、今回メーサイでやっぱりミャンマーの人に良くしてもらったりしたら、他人事ではやっぱりいられない。

 

だからせめて、お話伺ったことを、このような形でシェアしてみた次第です。

 

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寄付の衣類たちは綺麗に洗濯して、もって行きました

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こんなにたくさん!可愛い服もたくさんあるので、喜んでいただけたら嬉しいです

 

とりあえずミャンマーのこと調べてみよう

何かわかったことがあったらシェアしますね

自己承認感タマゴと留学、そしてミラー財団

サワディークラッシュ!!

(日本語で言うところの「チーッス!」みたいな、丁寧な言葉ではない

 

フランクすぎるタイ語ばかりが何故か身についてしまう今日この頃・・・

 

 

さて、今日はタマゴの話です。

 

私の恩師のひとりである本田哲也先生が、「自己承認感タマゴを育てる学びのコツ」を、資生堂社会福祉事業財団発行の雑誌『世界の児童と母性 80号』に寄稿されました。

ここでは本田先生のHPより補筆カラー版をシェアします。自己承認感タマゴを育てる学びのコツ - 学習支援サイトtoBe自己承認感タマゴ

 

読むとまるで自分がtoBe塾生になったような、教室に行って勉強して帰るような、

疑似体験ができます。

(こんな細かく載せちゃっていいんですか?!というのが私の感想)

 

私が本田先生と出会ったのは、学部生の時に参加していた学習支援ボランティアの先輩たちと共に、toBe塾(詳しくは→学習支援サイトtoBe自己承認感タマゴ - 学習支援サイトtoBe自己承認感タマゴ)を訪問したのがきっかけでした。直接お会いすることは少なくとも、今でもコンタクトを取り続け、叱咤激励してくださいます。

 

余談ですが、私が先生と最後にお会いしたのはトビタテ二次面接の日の夜。

その時例の画用紙プレゼンを披露し、猛烈に褒めてくださり

これは世界中どこに行くときも持って行くべし」

とのアドバイスをいただいたこともあり、ミラーにも持って来ています。笑

 

そんな先生が半年の歳月をかけ魂を込めて書き上げた大作が、上記URLで読むことができます。

自己肯定感ではなく、自己承認感。そしてタマゴ。 

以下は本文を踏まえ、「自己承認感タマゴ」の観点から留学とミラー財団をぐるぐる考え自由帳に描いてみたものです。

( 実際は一枚の紙にぐわーっと書いてあります。ごちゃごちゃしててすみません。全体像は最後に。)

 

①自己承認感タマゴと留学〜カラ入り卵焼きは美味しくないぜ〜

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タマゴで自分を考えるというのが、面白い。

カラ・白身・黄身という3層になっているのがミソなんじゃないかと。

同じタマゴなので影響はしあうでしょうが、別物の3つ。

でも混ぜ混ぜごっちゃになることってよくあります。

 

有名大学の学生だから優秀な人材だ

とか?

帰国子女だから異文化に寛容、

とか?

 

カラや白身がどうなろうと、黄身は黄身。

 

「あなたはどんな黄身ですか?」って訊かれてる時に、

意図を汲めずカラの説明しちゃうこと、ありそう。

就活とか特に多そう。

 

留学はあくまで経験であり、自身の独自性、すなわち

黄身そのものを説明するものではないのです。

ゆえに、留学と独自性を語るにあたり

①留学して何をして、何を学んだか

②自身はどういう影響を受けたか

③自身の独自性とは

といったプロセスで言語化できるかどうか、チェックしてみる必要がありそうです。

 

また、自分はやく消えればいいのにとか、他人と自分を比較するドツボにハマってしまう私のような人も、タマゴで自分を評価してみて

自分のしんどさはどこからきているか?どこを強化できそうか?

と考えてみるといいかもしれません。

特に強化できそうなところが、自身の独自性に

繋がってくる、かも。

 

 

②自己承認感タマゴとミラー財団〜タイの味付けは日本に近くてちょっと辛い〜

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ミラーにいると色んな人が来るので色んな意見を聞きます。

良いことも、もちろん悪いことも。

 

「よく1年間もミラーにいられますね」

何人かから言われました笑  

言いたい気持ちはわかります。←

 

タイなのに日本人が多いこと、良くも悪くもある程度テンプレート化された学校活動、田舎ゆえ他の場所へのアクセスの難しさ等・・・

 

もっとガッツリタイ語に囲まれたい人や、学校活動に関心があまりない人、Wi-Fiにアクセスできないと死んでしまう人には、たしかにしんどい場所かもしれません。

 

合う合わないは、誰にでもある。

ただ、上記の「よく1年間も・・・」に、私はコメントしたいことが2つあります。

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・「意外に1年はあっという間だよ」

ほんとこれです。もうあと4ヶ月ぐらいしか私には時間が残されていません。早い。

やりたいことがわんさかあるのですが、どこまで消化できるやら・・・

 

長くいると、関係が作れたり状況が見えてきたりして、できることが増えます。

同時にマンネリに陥る可能性も上がるので、自身の主体性が試されるとも言えるかもしれません。

 

ミラーの良いところは、提案できるところ。

活動の伝統と蓄積があるとともに、「私はこれをやりたい」ということもできる。

その意味で柔軟です。

もちろん、他のボランティアさんやスタッフさんと相談することが必要ですが。

 

・「他の人にとっても、1年があっという間になったらいいなーと思う」

しかしながら主体的に動くってのは、いやぁ難しい。

考えるのもめんどい。やるのも怠い。

 

ま、やりたくないなら、やらなくても大丈夫。

ヌルい!と思われる方もいらっしゃるでしょう。いいんです、ヌルいの上等!

熱さと冷たさの中間地点。ヌルさに浸っていても、ヌルいのから脱したいなと思っても、実際に脱しても、

どんな状態でも、全て主体性を得るプロセスのうえでの、かけがえのない経験

なのです。

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それを意識化・言語化・可視化、なんらかの形で

「自分にも独自性あるぞ」と実感できるよう、主体性が形になるよう、

何かお手伝いできたらなーと思いながら、私はミラーで過ごしています。

 

③タマゴは無限大〜なんでもアロイ〜

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タマゴはみんな違ってみんな良い!
ツルッツルだろうが、あみあみメロンになろうが、ヒヨコになろうが里帰りしようが、 美味しい!なんでもアロイ!
なんでもアロイ星人は、私のミラーでのあだ名です・・・笑

 

 

まとめると、

・留学は自身の自己承認感タマゴが成熟するいい機会のひとつ。(しかし、カラ、白身、黄身がごっちゃにならないように注意)

・ミラー財団への留学もまた、主体的に、安心してタマゴを育てられるようになるという点で、いい機会のひとつなんじゃないかなぁ

・どんなタマゴも尊い

 

 

困難体験にあふれている人がすごくて、

「自分ヌルい中で何やってんだろ」って自己嫌悪することもある。

 

そんな時はタマゴを思い出して欲しい。黄身のないタマゴはない。

カラの厚さとか白身の薄さとか、多様なタマゴがあって然るべき。

そして、そのタマゴを育てることができるのは、自分しかいない。

蚊帳の外ならずカラの外で何が起きても、最終的にタマゴをどうしたいかは自分次第。育とうと思わなければ育たない。現状維持だって立派な選択肢の1つ。

 

そんでもって、ヒヨコになろうがニワトリになろうが、オムレツになろうがケーキになろうが茶碗蒸しになろうが、生卵のまんまで格闘家に飲み干されようが、

全てかけがえのないタマゴなんだと思います。

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そんなわけで、一度自分のタマゴがどんなかなぁって考えてみると、面白いかもしれません。他人のタマゴとか、理想のタマゴとかを考えても面白いかも。

 

私はどんなタマゴかなぁー笑

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自由帳に考えながら描いていたら、バランスが悪いわ文字が小さくて読みにくいわ・・・私の頭の中がいかにガチャガチャしているかがよく表れています←

 

ところで、先日ひょんなことから宮崎駿監督と養老孟司先生の『虫眼とアニ眼』という本の中でこんな素敵なページを見つけました

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こ、これは・・・!

 

目指せ、宮崎駿監督。