ちるえさんの自由帳

タイ・チェンライのNGOで1年間ボランティアをしたトビタテ生の日々と頭の中とお絵かき

バンコク③スラムに行ってきた

お天気がいまいち。曇りの日が続いています。あんまり肌寒くはないですが・・・

 

11月に入り、ボランティアさんが結構いらっしゃっています。社会人の方、休学中の方、留学中の方、世界旅行中の方・・・にぎやか!

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先日のリーパー子ども会では、日本で看護師をしているメルヘン先生による手洗い講座を実施しました!たくさんの石鹸を日本から持参していただき、最後に子どもたちにプレゼント!みんな、家でも学校でも手洗いマスターになるんだぞー!

 

さて、個人的なことを言えば、私も帰国後のことをちゃんと考えなければなりません。

就活、修論、家探し・・・考えよう考えようと思って後回しにしてきたものたち・・・笑

どれも

何から手ェつけていいか

わからんちん(ง ˙ω˙)วどうしよ

 

まーがんばります。←

 

そんな後回しにしてきたことを整理していたら、ブログに書こうと思って後回しにして結局書いていないことが存在していることに気がつきました。

 

ということで少しずつまた消化していきます

 

さて、遡ること5月(なんともう半年前・・・)

↓↓↓

バンコク①裸足で政治活動家に会いに行く - ちるえさんの自由帳

バンコク②社会企業ってなんだ? - ちるえさんの自由帳

 【あらすじ】

アジア女性社会起業家ネットワーク会議に参加するべくバンコクに向かった私は、日程調整しミラー財団バンコクオフィスを訪問することに成功した。バンコク滞在は5日間。最終日の予定が決まっていなかったのだが、バンコクオフィスの方のご厚意により、活動に同行することができた。

 

読み返してみたら、11月いっぱいにタイ語・・・って書いてあるけど、やっぱり言語の壁は厚い(努力不足です←)

 

車に荷物をたくさん詰め込み、オフィスから約30分、ごちゃごちゃした路地裏に到着。

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 バンコクあっつい。

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人が集まってきたぞ

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運ぶのを手伝ってくれるらしい

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緑色の川沿いを歩いて辿り着いたのは・・・

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こんなかんじのところ。緑生い茂るちょっとゴミの多い公園の中に家が何件か建ってる、みたいな雰囲気。

スラムってもーっとごっちゃごちゃのカオスを想像していたので、漂うコミュニティ感に拍子抜け。

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週に1回、寄付で集まったものを届けに来る。バンコク内にいくつかあるコミュニティをまわっているらしい。

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TESCO LOTUS はタイでよく見かけるスーパー。この日は5/20なので賞味期限は切れてます、でもまだ食べられる。(シール貼ってなかったらなんにも気にせず食べちゃう←)

賞味期限が切れて売れなくなった野菜や惣菜が、ミラーに集まってきて、スラム等必要な人や場所に届けられるわけです。

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日用品もある。制服や学校の靴なんかも、寄付で集まってきては、届けられます。「今日持ってきたやつは、大きすぎたね」「次来るときは、ちょうどいいやつ持って来るね」みたいな会話がなされていました。

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コミュニティのひとたちもお手伝い。並べて、みんなで話し合いながら受け取っていきます。

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平日の昼間なので女性と子どもが多い。学校もまだ長期休み中でした。

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にしてもゴミがすごい。臭いはそこまででもない。

 

子どもたちが「こっちきて!」というので行ってみたら・・・

 

 

 

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小さい囲いの中に

カエルが

ぎっしり。

 

食用ガエル、売ってお金にするんだそうです。育てやすく、いいお金になるとのこと・・・

 

触る?と聞かれましたが、丁重にお断りしました。

 

 

そんなわけで、予備知識もなく、言葉わからずのまま行ったスラムでしたが

「ものをあげる」「受け取る」というただの上下関係ではなく、仲間のような、親しげに会話を楽しんでいる様子から、ヌーリンさんのいうところの「文化」の一端が見えたように思いました。

 

貴重な機会をくださったバンコクオフィスのみなさまに感謝感謝です

 

同時に、このコミュニティがなぜできたのかとか、インフラとかに介入してるのかとか、仕事どうしてるんですかとか、タイの人たちはこのスラムの存在知ってるんですかとか、知りたいことがいっぱいできた。

 

人に関わり、発信し、社会の流れをつくっている。今後どうなるのか気になります。

 

そして、私もそういう仕事がしたいなーと、今これを書いていてしみじみ思います。具体的にどこで何の仕事なのか、というところに結びついてこないのが、今の悩みですが、探してみます。(アドバイスくださる方泣いて喜びます←)

 

 

あー、雨が降ってきた。

視察に行ってきた

さいきん、北海道に住む友人たちのFacebookが紅葉一色で羨望の眼差し。

日本は秋なんですねぇ、北海道では雪が降ったそうですが・・・笑

 

「タイは暑いんでしょ〜?」とよく言われますが、ここチェンライも最近朝晩けっこう冷え込みます。

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けんたくん冬バージョン。

近日中にボランティアに来る方は、寒さ対策もお忘れなく!

 

さて、そんなわけでなんとなく秋の匂いがするなか、村への視察に同行してきました

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ぐにゃぐにゃボコボコの山道をのぼってくだって、2つの村を視察。ミラーから約2時間の距離です。来春に受け入れる団体さんたちの活動場所、になる、かも。

 

まず1つ目のアカ族の村

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プーチュアイシッティチャイ村

79世帯、400人以上が暮らしています。

山の斜面にへばりつくように連なる家々。さくらさん曰く「アカ族だねぇ〜」

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村のトイレ

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貯水池。山の水源から引いてるんだそうです。

 

この村ではオーガニックのコーヒーを栽培しており、これからどんどん力を入れていく予定なんだとか。

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コーヒーの木です。森の中に植えています。この環境が美味しいコーヒーを育てます。ドイチャンコーヒー(タイで有名なコーヒーチェーン)も豆を買い付けてるそうです

ドイチャンコーヒーについてはこちらもどうぞ↓

ドイチャン村アドベンチャー - ちるえさんの自由帳

 

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ちょうどコーヒー豆が赤くなって、シーズン到来。順次収穫していくそうです。私も収穫してみたいなーー

 

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村長さんにインタビュー。

人口や宗教、産業やインフラ状況、保健所や病院までの距離についても伺います。ボランティアさんを受け入れる上での大事な情報です。

また村での活動ニーズや目的も明らかにし、ボランティアさんがどのような活動ができるかについても相談します。予算や日数なども含めた、細かい打ち合わせです。

 

村から近い学校も訪れました

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カラフルぅ〜 

どこの学校に行ってもASEAN国旗を目にします。高まる団結心。

ここには幼稚園から小学校6年生までの129人の子どもたちと、9人の先生がいます。なんと子どもたちの70%はタイ国籍ではなくミャンマーなどの国籍なんだそうです。

寮もあり、政府の援助により食事も含めて無料です。

 

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 学校の先生とお話。メモを取りながら学生数や歴史、子どもたちのこと、困っていることなどなど・・・詳しく伺います。

 

(しまった写真撮り忘れた←)

ここの学校には小高くなった場所に食堂があるのですが、柵がなく危ない、

雨が降ると小道が滑るので何とかしたい、などのニーズがあがりました。

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ひろーい!

学校の壁はペイントされたりして、以前もボランティアさんが訪れていることがわかります。

 

このあとまたぐねぐねの道を行き2つ目の村、こちらもアカ族

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フエナムウン村。106世帯約600人が暮らしています。

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インタビュー。左の青い服の男性はアソーさんの親戚なんだそうです。

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セクシーあんちゃん。

このあと2人で遊んでました。笑

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朝寒かったのに晴れたら暑い。

「活動先の村ってどうやって選定してるんですか?」と質問したところ

ミラーは活動の蓄積があるので、ネットワークが出来上がっていること

困りごとがあればミラーに連絡が来て、視察をして、必要に応じて政府などにも応援を頼み・・・などなど、実際のボランティア活動や財源などに結びついていくのだそうです。

 

余談ですが

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村の売店

スナック菓子の横に

甘そうな謎のローカルお菓子

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試しにひとつ買ってみた。

真ん中に外郎みたいなのが入った焼き菓子。

 

やんごとなき味

正方形に切ってオシャレな小皿に乗せて抹茶の横に添えて出せるような味がしました。

まぁ、5バーツ(約15円)なんですが。

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帰り道。お米の収穫シーズン。黄金色の景色が広がります。どこか秋っぽいのはそのせいかなぁ。

 

今回訪れた村はミラーから若干距離があるので、ボランティアさんがたくさん訪れる場所ではないのですが

だからこその面白さを感じることができます。

 

村のごはん、村の人、村の景色

どこか懐かしくてエキゾチック

 

来たる春が、楽しみですね。

アカこまちができるまで

サワディーカー!2週間の旅行で日に焼けたらとうとうこの度タイ人に間違えられました、きょうも元気です。

 

 さて、みなさん、アカこまちをご存知でしょうか。

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アカこまちはミラーの日本人チームがミラー近辺の有機農場で育てているお米です。アカ族のチェスーという品種のお米を、私たちは「アカこまち」と呼んで育てています。日本のお米に食感が近く、おにぎりにもお寿司にも使えます!

ミラー財団の人気のお土産の1つで、売り上げは楽器の購入など、子どもたちとの活動のために使われます。

 

さて、そのアカこまちの謳い文句

「ボランティアたちが手間暇をかけて・・・」

本当に〜?という方のために、今日はアカこまちができるまでをご紹介します。

 

4/25 耕す!

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まだ長期休暇中の子どもたちと共にガッチガチに固くなった土を耕しました。鍬の使い方がよくわからなくて、子どもたちが笑いながら教えてくれました。笑

(当方この日が初めてのミラーでのアウトドア活動日で、翌日謎の湿疹に苛まれたのも良い思い出・・・)

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汗かきながら耕した後、滝に遊びにいったり・・・

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夜にお疲れさま会したり・・・

こんなかんじでミラー周辺の子どもたちとたくさん楽しく関わることができました。ミラーに来てすぐだったので、おかげさまで早く生活に慣れることができたように思います。ありがとうみんな。😊

 

6/13 籾撒き!

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 柔らかくなった土に籾を撒きます。

竹で穴を開けて、そこに籾をパラパラ。

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そういやこんな青虫もいた。

 

7/19〜草引き

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約1ヶ月でこんなに大きくなりました。そうなってくると気になるのは雑草

負けるなアカこまちー!

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この頃の雑草はまだ可愛いもんだったな・・・

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週に1回は草引きに農場へ通う。

一時期オレンジのミラーTシャツがドレスコードに。

 

雨季なので作業が思うようにいかないことも多かったけど・・・

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だいちゃん誕生日サプライズやったり

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ウクレレ練習したり(だいぶ上達した)

雨さんコップンカー♡笑

 

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雨を喜ぶのは植物たちも同じ。草を引いても引いても生える。雑草たちのパワーはものすごい・・・

 

8/30草引き!もしゃもしゃ!

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アカこまちの背も伸びたけど

圧倒的雑草・・・!

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私たちだけでは間に合わなくて、村の方に手伝っていただいたりもしました。(写真の彼は日本人ですがプロの草引き師です←)

 

9/30お米っぽくなってきた

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美味しいお米になーれー!

 

10/29 稲刈り!

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私が旅行に行っている合間に

THEお米

になっていてびっくり。

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たわわとはまさにこのこと

 

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刈ったら、2本くらい穂で結びます

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そして立てかけて乾燥させます。地べたに置くとアリに持っていかれてしまうのです。

 

10/31脱穀 

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2日間で乾燥して軽くなった稲穂。

集めて脱穀です!

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ビニールシートに叩きつける!

簡単そうですが、意外に手間のかかる作業。

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今年は土地が3年目で取れ高はいまいちとのこと・・・それでも袋はズッシリ。うーん感慨深い。

村の人はこれの何十倍ものお米を扱っているのだから、大変。プロです。

 

この後、草を取り除いて天日干しにして・・・

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扇風機でごみを飛ばす!

精米は機械で行います。

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精米したお米から、さらに悪いお米を手で取り除き

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袋に入れて

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計ります。

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木の枠で形を整えながら空気を抜きます

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 シーリングもします

最後にシールを貼ったら・・・

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私たちの知っているアカこまちの出来上がり〜♫

 

上に書いたのは作業の一部で、実際は農場の脇にある草を刈りまくったり、別の畑に土を良くするため豆を撒いたり、アカこまちが育っているかちょくちょく確認しに行ったり・・・色々してます。

そして、写真に写っている人々はほんの一部で、実際は2倍も3倍もの人がプロセスひとつひとつに関わっているのです。

「有機」って本当にたいへん。

 

でも、アカこまちを育てて、農業で暮らすってなんだろなーとか、雨が足りなくて環境問題大丈夫かなーとか、興味の範囲が広がったり

みんなでいっしょに作業して絆ができたり

ただ食べて美味しい!だけではなく、たくさんのストーリーが詰まったお米なんだなぁということを再確認しました。

 

お土産話に事足りないミラーに、アカこまちはぴったりのお土産です。笑

 

ミラーにお越しの際は、ぜひぜひお試しください!

 

カンボジアに行ってきたダイジェスト

お久しぶりです

無事にカンボジアとミャンマーから帰ってきました

 

まずはカンボジア旅のダイジェスト↓

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 ①プノンペン

交通量の多さにびっくり

ひったくりや強盗などにビビったりもしましたが、最後には

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川沿いで絵を描いて民間交流とか図ってみた。良い思い出ができた

 

②シェムリアップ

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まずIKTTクメール伝統織物研究所におじゃましました。日本人の方が村を作ってそこで生活を共にしたりしながら織物をつくっています

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ミラーみたいなアットホームな雰囲気。空気も自然も最高で、ここに行くまでのバイクに乗るためだけにお金払っても良いくらい気持ちよかった。

 

アンコールワットにも行きました

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日本語の話せるガイドさんをお願いしたのですが、なんだか不思議な人だった

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「自分の村の子どもたちのために学校を作りたい!」とのことで村に行ってみようとなり、行ってきた。

ノートやらお菓子やら買わされ(お金ないです〜といって拒否した←)子どもたちに配った

学校に行ってないのにノートを貰って彼らはどうやって勉強するんだろなー

貰うものをもらったらさっさと帰っていった子どもたち。もやもやと少し複雑な気持ちになった・・・

 

前回の記事にも書いたとおり、クメール政権云々でその後のカンボジアが・・・と考えていましたが

結果的に、ポルポトのことはあんまり考えなかったかも。もちろんキリングフィールドにもS21にも行きましたが。

 

なんだかずーっと、もやもやしてます。

 

今回の旅には自由帳を持参しました。

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(二回浸水したのに無事だった優秀な自由帳です。笑)

 

やっとブログのタイトル「ちるえさんの自由帳」たらしめることができます。笑

 

カンボジアは基本的に一人旅だったので描く時間もたくさんありました。 ほんとーに自由ですが、雰囲気伝わったら嬉しいです。笑

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細かくて見にくくてすみません・・・笑

 

また考えたいことが増えて、同時に帰国後のことも考えなきゃなーとか、足元見たり遠くを見たり頭の中が静かに忙しい感じです。

 

とりあえずじゃいぇんいぇん私の。笑 

カンボジアで学びたいこと

さぁいよいよ明日から旅行スタートです。ドキドキしてます。 

まず最初の目的地はカンボジア・プノンペン。チェンライから飛行機で向かいます。

 

以下はカンボジアで学びたいことについて、私の頭の中を整理して書いたものです。長いですし、ナチスやらポルポトやらのトピックが出てきます。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

長いことカンボジアは行ってみたい国のひとつでした。

 

カンボジアでやりたいこと

・ポルポト系の博物館をめぐる

・クメール語を覚える

・アリ料理を食べる

・ビール飲む

・プノンペンのイオンに行きたい

・カンボジア人と話してFacebook友達1人以上つくる

 

カンボジアといえばポル・ポト、のイメージが強いのは私だけでしょうか

 

いちおう「ポル・ポトって?」という方のために説明しておくと

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その結果、都市部に人がいなくなり、私たちの生活の中でごく当たり前にあるものが内実ともに壊れ、ウン百万人の人が亡くなり国民の85%が14歳以下というもはや想像できない

でも、1975年から1979年まで起こっていた、ほんとうの話です。

 

ちなみに、同じく大量虐殺の文脈で語られるナチスドイツですが、改めて考えてみると本質は違うんだなぁということに気づきました。

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ナチスはユダヤ人を根絶やしにすることが目的だったので、1度に多くの人を「効率よく」手を下す方法が優先的に取られました。ガス室が有名ですね。

対してポルポトたちは、反逆者を「処刑」することが目的でした。だから「一人ひとりに」手を下す方法が優先的に取られました。と、調べてそう思いましたが間違っていたらごめんなさい。

 

みなさん、思いませんか?

「こんなとんでもないことが起こってるのに周りの人たちは何してたの?」

私も思いました。ずっと思ってました。

 

その疑問にケリをつけるため、私は大学在学中に2箇所のナチスの強制収容所を訪れました。

ひとつはポーランドにあるアウシュビッツ

もうひとつはドイツにあるラーヴェンスブリュック

というところです

 

アウシュビッツは当時留学していたデンマークからひとりで向かいました

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暖冬だったとはいえ、2月のポーランドは冷凍庫のように寒かった・・・

日本人のガイドさんに案内していただいて回りました。

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こちらはラーヴェンスブリュック。ここには日独学生青年リーダー交流事業

(下記リンクに詳細あり。すごく良い学びと経験ができます。そして格安でドイツに行けます。オススメです↓)

機構本部教育事業一覧 | 独立行政法人 国立青少年教育振興機構

というプログラムに参加して訪れました。看守が使っていた宿舎に宿泊しながら、ドイツの方々と偏見と差別についてディスカッションしました。

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これはたしか「日本人」に抱くステレオタイプについてのブレインストーミング。

こういう内容を改めて議論するのはすごく面白かった。

 

行ってみてもまだまだわからないことは多いですが、強く印象に残ったことがあります。

 

それは社会の持つ大きな力ってやべーなってことです。

 

ナチスがあれだけ力を拡大できたのは、彼らの話術やプロパガンダだけだはなくて、当時のぼんやりと不安な社会状況にそれがマッチして響いてしまったからなんだろうなーと。

 

そう考えると、私たちも他人事ではないんじゃないかと思うのです。

 

たとえば、今フィリピンで某大統領が恐ろしい公約を掲げて話題になっています。

ナチスとポルポトの話をした今、聞いてみたい

「社会の悪」と思わしき存在をカットしたその先に、何が起こると思いますか?

 

イギリスがEUを脱退したのも

夜中に「障害者は不幸にする」と言って施設に侵入してしまった殺人事件も

生活保護をめぐる議論が止まないのも

 

どこか、同じところに通じている気がするのです。

 

自分は関係ないと思ったら、たぶん相手の思うツボ。漠然とした雰囲気が、やがて世論をつくっていく。そう、たかがひとりでも、それがひいては大きな力になる。

 

社会の持つ大きな力がやべーと思うのは、そういう理由です。

 

ミラー財団は、社会へのアプローチに力を入れています。聞くところによれば決してそれは表面上だけではないようで、私はそこから学びたいことがたくさんあります。

 

誰かを助けたいとおもったら、当事者だけにアプローチしてもだめで、もっと大きく、彼らを取り巻く人々にも働きかけなきゃいけないのだ、というのは、予てから感じていることです。


私がカンボジアで知りたいのは、ポルポト政権下で何があったか、と同時に
その後カンボジアはどうしたのか?

今カンボジアは何を考えているのか?

ということです

 

ポルポト政権が終わって、色んな支援団体がカンボジアに入ったと聞きました。そこにはどんなストーリーがあるのか、とても関心があります。ミラーに何か持ち帰れたらなーとも、思います。

 

たった1週間の滞在で、何かが明確に見えるとも思えませんし、もう正直何がわからないかもわからないんですが←

 

百聞は一見にしかず、案ずるより産むが易し

とりあえずは無事に上陸して帰ります。笑

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました

 

いただいたコメントの返信

連続の投稿です

 

はてなブログを使っていますが、いまいち使い方がよくわかっていない。←

コメントをたびたびいただくのですが、どう返信していいかわかっておらず読んだままになってしまっています。ごめんなさい。。。

しかしいただいたコメントはすべて読ませていただいております。コメントくださる方々、いつもありがとうございます。

 

さて、コメントを通じて質問をいただきました。

「日本人ボランティアの割合は時期によってどのくらいなのでしょうか」

この場を借りて回答させていただきます

 

これはなかなか難しい質問です・・・というのも私もまだミラーに来て半年目なので。

しかしながら、半年を過ごした感覚でいうと、

繁忙期(日本の夏休みや春休みなどの長期休暇にあたる時期)にたくさん一気にボランティアさんが来て、にぎやか

それ以外のときは、長期メンバー+ぽつぽつとボランティアさんが来て、まったり

 

といった印象です。繁忙期で一番人数が多かったときは、日本人ボランティアは男女あわせて12人くらいいました。

夏休みが終わった今は、私を含め3人です。

 

お答えになったでしょうか??また何かありましたら遠慮なくご質問くださいーー

 

また、個別に質問したい場合はメールアドレスを記載し、質問とともに「メールください!」と書いていただければ、お送りします。

コメントは承認制にしてありますので、私が許可をしない限りはブログ全体にコメントが表示されることはありません。

 

 

さて、この後ももうひとつ記事をかきますーーー

オプショナルツアーに参加してきた

少し前の話になってしまいますが、オプショナルツアーに参加してきました。

 

オプショナルツアーとは、ミラー財団でのボランティアを申し込んだ際に、観光も楽しみたいぜ!という人が申し込むことができるツアーのことです。エコツアーに参加後オプショナルツアーにも参加!という人が多い印象ですが、長期ボランティアさんも参加可能です。

 

エコツアーについては以前書きました。→①2泊3日のエコツアーに参加してきた - ちるえさんの自由帳

オプショナルツアーについて詳しくは→チェンライでの山岳民族支援 大募集中!! | ボランティア受け入れ | ミラー財団

 

 

はじめの行き先はチェンセーン、ゴールデントライアングル!

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ばばーん!

 

タイ・ラオス・ミャンマーの国境が隣接するビューポイントです。

かの有名なメコン川!!チベットの方から流れてきて、最後には南シナ海に抜けます。

メコンという呼び名はタイ語にちなんだものだそうです。川はタイ語で「メーナーム」、「母なる水」という意味が含まれてるんだとか。

たしかに茶色い水には養分がたくさん含まれていそう・・・(川底が土だったりするから、茶色いんだそうです。生き物にはハッピー)

 

ここゴールデントライアングルは、かつてアヘンの取り引きがさかんに行われ、お金が頻繁に行き交ったことから皮肉にも「ゴールデントライアングル」という名前がついてしまいました。

現在はもちろんアヘンの取り引きは禁止されていますので、どちらかというとthe観光地になっています。

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こんなこともできます←

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ゴールデントライアングルですから、もちろん文字は金色。笑

 

ビューポイントのすぐ横には遺跡とお寺もある

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雰囲気出てきた

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 突然の日本語。捕虜の慰霊碑。

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お寺

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お寺

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お寺

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おお!気が利く!

・・・と思ったら、お寺が用意したものではなくて、どなたかが置いていったものだそうです。徳を積む行為なんだって。横にはトイレットペーパーもあった。笑

 

 

さぁトライアングルをみた次は・・・

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トライアングルを渡ります!!!

ボートに乗ってラオスに上陸します。

 

パスポートと渡し、ライフジャケットを渡され・・・

え、ライフジャケット?!(;゚;ж;゚; )

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ごらんくださいこのなおきくんの表情。

普通のボートにエンジンついてて、なかなかスリルがあります。

 

船はタイを出発し、

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川をぐるっとします。

ミャンマーもラオスもf:id:rakugak1:20161006131848j:image

こんなかんじの建物があると思ったら、カジノだそうです。タイでは違法ですが、ラオスとミャンマーは合法です。

 

さぁ15分くらいで上陸〜

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ラオスに上陸した瞬間に、いわゆる物乞いの子どもたちが寄ってきてちょっとびっくり。

 

受付みたいなところで入場料を払い、ラオス上陸完了。

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ASEAN2カ国目、ラオスです。←

 

とはいってもここはお土産やさんが並ぶ小さな島、ぐるーっと見たらもう帰る時間。

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謎のお酒とかが並ぶ・・・

記念に何か買いたくなってしまう。

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あっ、ラオスビール。

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飲みやすくて美味しかったです。

次は黒ビールを試してみたい〜

 

タイにもどってきてもお土産やさんはたくさんあります

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何を買ってもネタになるなぁ・・・笑

 

 

さてさて、お次は・・・

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遺跡。

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お寺。

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タイ風のお参りも体験できます。

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ゆっくりお散歩しても楽しそうな町。

サイクリングも気持ちよさそう。

 

この日は都合上訪れることができませんでしたが、別のお寺や市場を訪れることもできます。市場には大きなメコン川のナマズがブツ切りで売られているらしい・・・

 

この日のお昼ご飯はグイティヤォ(タイラーメン)

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辛味や酸味をお好みで出して食べます。

 

お腹いっぱいになったら

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温泉!!!!

おんせん!!!!!

ONSEN!!!!!!!

湯船に入るのは実に半年ぶりでした・・・

 

小さい湯船にひとりゆーっくり入りました。幸せ・・・・・・・・・

 

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温泉卵もおいしーよ。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

急な集合場所や時間変更にもフレキシブルに対応できるのも、メリットのひとつですね。(もちろん、できることとできないことはありますが・・・)

 

ここには書ききれていませんが、セブンイレブンに寄ってお菓子買ってシェアしあったり、アイス食べたり、移動の車内で

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あんちゃーん

 

短い時間ながらも盛りだくさんのツアーでした!!